
amazon Kindle はワイヤレス電子ブックリーダーです。紙の本ではなく、一種の小型&薄型コンピュータ。この上に表示された本を読むものです。
これまで米国内でしか販売されていなかったのですが、今月から世界向けに出荷が始まるとのことで、予約販売が始まりました。
ただし、米国アマゾンからのみで日本のアマゾンでは販売しないそうです。
日本へは送料込みで大体、3万円くらい。
Kindle にはずっと興味を持っていたのですが、売ってくれないものは仕方ない・・・と思っていたので、これは朗報。
ただ、よく説明を読むと、対応する電子ブックは英語の書籍のみ、Kindle本体(と、たぶん電子ブックも)の販売は米国アマゾンからのみ、と、日本のアマゾンは広告表示以外はまったく関わっていない様子。
もしKindleが故障でもしたら、修理対応はかなり面倒なことになりそう。
しかも、Kindle の大きな利点は携帯電話と同じように街中でアマゾンに接続、電子ブックをダウンロードできることなのですが(3G接続とのこと)、米国内では無料のこの無線サービス、日本を含む海外では、無線サービスは無料です、と言いつつ、電子ブックの価格に米国外ユーザーには上乗せ料金(日本は1冊あたり2米ドルの模様)が加算されているので、これで通信料相当額を回収するみたい。
日本でも全国で通信可能なので(アマゾンのカバー地域図)、どこでも電子ブックがダウンロード購入できて、便利なことは間違いないですが。
米国ユーザーが米国内で通信エリア外にいたり、海外滞在の場合は、PCにダウンロード後にUSBでkindle に転送できる「Transfer via computer」オプションを購入時に選択できるのですが、今、私がログインしている米国アマゾンの画面には、このオプションが表示されません。
米国ユーザーが海外でダウンロード購入する際には、International fee 1.99ドルがかかるので、海外ユーザーはこの International fee 必須、とも考えられますね。米国アマゾンは通信会社の AT&T と組んで、米国外での無線ダウンロードを実現したと先日読んだネット記事にあったので、その契約上、こうなっているのかもしれません。
こんなふうに、米国アマゾンでしか買えないとか、契約不要・通信料無料といいながら加算されてるじゃんとか(契約はいらないけど)、日本語の書籍はないとか、欠点もありますが、英語を勉強しながら英語の本や雑誌、新聞が読みたい私には、とても魅力的!
(でも米国外での新聞ダウンロードでは写真や画像は配信されないとのこと。通信料がかかり過ぎるんでしょうね・・・)
Kindle は電子インクペーパー技術を採用していて、表示にバックライトを使わないので、目にやさしいというのもポイント。
充電も週に1回程度でよいそうだし、1500冊以上の本を収納できて、重さも300グラム未満。
でも、結局、一番のポイントは電子ブックは安いこと(必ずしも紙の本より安いとは限りません。複数の版元から出ているとき、特にマスマーケット本が出ている場合は、紙のほうが安いことがあります)。
安く英語の本が買える、しかもすぐ手元に届く(60秒以内にダウンロードできるとのうたい文句です)のは、英語学習者にはいいですよね。
さらに、古い名作はたったの2ドル(つまり通信料のみ。米国内では無料)でダウンロードできます。
著作権フリーの古い本を集めているので知らない本が多いのですが、たとえば、不思議の国のアリスとか、トムソーヤとか、英国首相チャーチルの何とかとか、ジャック・ロンドンの白い牙とかもあって、タイトルをながめるだけでも楽しい。
最初の数ページは無料でダウンロードして試し読みもできます(できるはず)。
結局、「また三日坊主じゃないの」という家族の声を無視して、pre-orderのボタンをクリックしてしまいました。
ああ、期待が高まるなぁ・・・
10月下旬に届くはずの amazon kindle。
届いたらまた、記事を書きますね。
もっと詳しいことはこちらへ。
日本のアマゾン(トップページにKindleの広告あり)
米国アマゾン(購入はこちらから)